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髪の毛が薄くなってきたとき、何をどうすれば改善できるのか?

ネット上には色んな情報が溢れており、どれが本当の情報なのかがよく分からないのではないでしょうか?

私もあなたと同じように薄毛で悩んでいたので、ネットで調べては試しての繰り返しで、とにかくやれる限りのことはしてきました。

  • 育毛シャンプー(スカルプD、インディアンシャンプー)
  • 育毛剤(プランテル、BUBUKA、チャッチアップ)
  • サプリメント(ノコギリヤシ、L-リジン、亜鉛)
  • フィナステリド内服(フィンペシア1mg)
  • ミノキシジル外用(ロゲイン、リアップ、カークランド、ザンドロックス)
  • ミノキシジル内服(ミノキシジルタブレット5mg)

おそらく、あなたも上記の内、どれかは試したことがあるのではないでしょうか?

でも、薄毛。特にハゲで無毛部分になった箇所に関しては植毛が最も効果的です。

残念ながら上記に挙げたものを試しても、産毛が濃くなるという程度までが限界です。

これは、私自身が体験していることなので間違いないです。

ただ、植毛って危ないんじゃないの?高いだけで実際はどうなの?と思っているかと思います。

そこで、ここでは植毛の仕組みやデメリットなど基本的な疑問について、植毛経験者の私が分かりやすく解説させて頂きます。

植毛の仕組みや薄毛の根本的な解決手段について

ハゲ対策の最終手段として植毛を考える方が多いのですが、植毛とは人工毛や他人毛、自毛を頭皮に植え込み薄毛を改善する方法です。

具体的には、頭皮の毛穴に直接、毛根ごと植え込むことで髪を増やします。

髪に人工毛を結びつける増毛とは違い、毛根ごと植えていきますので、生やすというイメージです。

植毛で生えた毛は違和感なく自然に見えるので、根本的にハゲではなくなる方法と言えますね。

植毛には人工植毛と自毛植毛の2種類がある

現在は、自毛植毛が主流で、人工植毛は推奨されていません。私も人工植毛ではなく自毛植毛で手術をしました。

人工植毛がなぜ推奨されていないかというと、

  • 安全が確立されていない
  • アメリカなど植毛先進国では人工毛が法律上禁止されている
  • メンテナンスが定期的に必要なため、経済的負担が大きい

上記のような理由からです。

結局、人工植毛は自分の毛ではない異物を体に入れるわけですから、合う合わないが当然あるわけです。

人工植毛したことで既存毛が植毛前より抜け落ちてしまったなんてこともよくある話です。

日本皮膚科学会のハゲ治療のガイドラインをご存知でしょうか?

ハゲに効果的な治療方法がまとめられたものになるんですが、人工植毛は最低ランクの推奨度です。

評価 治療法
A
強く勧められる
ミノキシジル外用(男性5%、女性1%) ※1
フィナステリド内服(男性)
B
勧められる
自毛植毛
C1
考慮しても良いが、十分な根拠がない
塩化カルプロニウムの外用
t-フラバノン外用
アデノシン外用
サイトプリンペンタデカン外用
ケトコナゾール外用
C2
根拠がないので勧められない
セファランチン外用
D
行わないように勧められる
人工毛植毛
フィナステリド内服(女性)

※1 ミノキシジル内服(ミノキシジルタブレット)は国内不認可のためガイドラインに掲載はありません。

(自毛植毛は)フィナステリド内服やミノキシジル外用により十分な改善が得られない男女の症例に対して,十分な経験と技術を有する医師が行うとよい。化学繊維で作られた人工毛を植える人工毛植毛術については,過去に多くの有害事象の報告があり,FDA(アメリカ食品医薬品局)では人工毛自体を有害器具として指定しており、その使用は事実上禁じられている。

このことからも、人工植毛がいかに危険なものかが理解できるかと思います。

それに対して自毛植毛は自分の毛を移植するため、拒否反応などは起こりません。

一度植毛したら、その毛はメンテナンス不要で、一生涯生え続けます。

同じ植毛手術であっても、両者は天と地ほど差があると言っても過言ではありませんので、植毛するなら自毛植毛一択です。

また、自毛植毛以外にもカツラ・増毛という解決手段もあるにはあります。

ですが、双方とも根本的にハゲを改善するわけではなく、あくまでも隠しているだけです。

即効性があるというメリットは確かにありますが、自分の毛が生えるわけではないので、一生涯、精神的に晴れた気分にはなれないでしょう。

それに人工植毛と同じで、メンテナンス費用も莫大にかかります。

ハッキリ言って、かつらや増毛は提供側にしかメリットがない代物で論外です。

根本的にハゲを改善したいなら、やはり自毛植毛しかないですね。

ただ、自毛植毛は植毛クリニックでしか手術を受けることができません。

最近CMで話題のAGAクリニックは、あくまでも薬による治療のみなので、植毛手術は受けれません。

そのため、もし薬による治療も検討されているのであれば、植毛と薬の治療の両方を行っている植毛クリニックに最初から相談されることをおすすめしますよ。

自毛植毛の効果って実際どうなの?!期間限定?それとも永久に効果ある?

自毛植毛で移植した毛は期間限定ではなく永久に生え続けると前述しましたが、何でそうなるの?と疑問に思いますよね。

もちろん、しっかりとした理由があります。

実は、自毛植毛ではAGAの影響を受けない後頭部からドナーを採取して移植します。

サザエさんの波平さんを見て分かる通り、後頭部がハゲることはほぼゼロに近いんですね。

あなたの周囲にも後頭部がハゲている方はいないのではないでしょうか?

つまり、ハゲない箇所の毛を毛根ごと引っ越しさせるため、移植した毛は移植後も一生生え続けるということなんです。

上書き保存されるということですね。

そのため、ハゲて無毛になった箇所に植えても生え続けます。

あまり知られていないですが、別に頭皮でなくても、眉毛・まつ毛・陰毛など身体のどの箇所にも植毛は可能ですよ。

自毛植毛の方法や手術の種類について

自毛植毛で必ず耳にするのがFUTという言葉です。

ですが、このFUTを「メスで切り取る手術」と勘違いしている方が非常に多いですが、厳密に言えば、FUT=切る手術ではないです。

髪の毛というのものは、1つの毛穴から1~4本の太い毛と、1~2本の産毛生えているのが通常です。

この1つの毛穴が、「フォリキュラーユニット(=FU)」と呼ばれており、FUごと移植する手術がFUT(フォリキュラー・ユニット・トランスプランテーション)です。

各クリニックでは、このFUを株(=グラフト)と呼んでいますが、現在は国内だけでなくこのFUT手術が世界のスタンダードとなっています。

濃い密度と自然な仕上がりを実現させる唯一無二の施術なので、もしFUTを行っていないクリニックがあるなら、そのクリニックでは手術しない方がいいでしょう。

FUTには切るストリップ法と切らないFUE法の2種類がある

毛穴ごと手術するのがFUTとご理解頂きましたが、FUTの中にも2種類の手術方法があります。

それが、切るストリップ法と切らないFUE法です。

ストリップ法とFUE法の違いは、メスで頭皮を切って移植毛を採取するかしないかです。

10年ほど前までは、ストリップ法が主流でしたが現在は切らないFUE法が主流となっています。

双方の施術を行っているクリニックでは、切るストリップ法を患者さんが希望するのは皆無に等しいと言うぐらいです。

おそらく気になるのはどっちがいい手術結果になるのか?ということだと思いますが、これは植毛医の中でも意見が分かれるほどなので、一概にどちらが優れているとは言えません。

ですが、私がストリップ法とFUEの両方の手術を行っている3クリニックに確認したところによると、結果はどちらも変わらないということでした。

つまり、どちらで植毛するかは私達の好みで決めて問題ないということです。

ちなみに私はFUEで植毛手術を行いましたね。

それと、FUEは手術する際に、比較的後頭部を刈り上げなければいけませんが、刈らずに手術する「刈らないFUE」もクリニックによっては可能です。

ただ、刈らないFUEは手間と高度な技術が必要のため、通常のFUEより値段が高くなっています。

一応、下記にストリップ法とFUEの比較表を載せておきますので、こちらをご参考にしてください。

※分かりやすくするため、ストリップ法をFUTとして掲載しています。

FUT FUE
採取方法 メス パンチ
費用 安い 高い
採取範囲 狭く目立たない 広く刈り上げ
採取可能株数 5000~6000株 2000~3000株
傷跡 1本の線傷 無数の白い斑点傷
術後 ばれにくい 1週間休み必要
デメリット 線傷が残る 費用が高い
採取できる移植毛が少ない
こんな人におすすめ 薄毛の範囲が広い(1500株以上)
線傷が気にならない
坊主にしない
薄毛の範囲が狭い(1500株未満)
傷跡を残したくない
多少高くてもいい
FUT FUE

※1 ロボットで移植毛を採取するARTASもFUEの一種です。
※2 クリニックの方針によって採取可能株数はもちろん異なります。

植え込み方法は3種類あり、名医は共通してスリットをメインで行っている

ストリップ法とFUEの違いが、採取方法だけという点はご理解いただけたと思いますが、採取した移植毛を植え込む方法も3種類に分かれています

ニードル(針)

スリット、ホールが穴開けと植え込みを別々で行うのと違い、ニードルは穴開けと植え込みを同時に行います。

生え際など狭い範囲においては効果的ではありますが、手間と時間が非常にかかるため、近年はニードルをメインで行っているクリニックは限られています。

移植毛を採取してから植え込むまで時間がかかりすぎると、定着率に影響を及ぼすため、広範囲の植毛にニードルは適していないというのが実態です。

ホール(パンチ)

パンチを採用している代表的なクリニックが、アイランドタワークリニックと親和クリニックですが、パンチの最大のメリットは効率的に手術を行えるという点でしょう。

パンチを使い移植箇所に小さいホールを作り、そのホールに空気圧式インプランターで株を移植していきます。

但し、スリットと比べて皮膚へのダメージが大きく、また細かな毛の流れを作れないというデメリットがあります。

丸い穴なので何となくイメージができるのではないでしょうか?

スリット(メス)

スリットをメインで採用しているクリニックは、ヨコ美クリニック、湘南美容クリニック、アスク井上クリニックですが、スリットのメリットは高密度・毛の流れを自由に作れる・皮膚へのダメージが少ないという点でしょう。

そしてスリットで注目すべき点は、名医と呼ばれるクリニックは全てスリットで植え込みを行っている点です。

スリットは、メスで移植箇所に線傷(穴)を作り、そこにピンセットを使い手動で株を移植していきます。

数秒間ドクターが線傷を開き、その開いている間に看護師がピンセットで植えるというイメージですね。

なぜ、チェーンクリニックでスリットが採用されないのかというと、ドクター・看護師の技術力が必要だからです。

技術のないドクター・看護師がやっては、かえってパンチで植毛するよりも悪い結果になってしまいます。

チェーンクリニックの本音を言うと、スリットをやりたくてもできないというのが本音です。

なので、「スリットを採用しているクリニック=技術に自信を持っているクリニック」のため、スリットを軸にクリニックを選ぶのもいいかもしれないです。

各植毛クリニックの自毛植毛手術の値段

自毛植毛手術で気になるのが、手術の値段でしょう。おそらく、高いという印象があるのではないでしょうか?

これは人によって価値観が異なるので一概には言えませんが、私は高いとは感じず値段相応だと思いました。

といっても、何万ではなく何十万。人によっては手術するのに100万以上かかります。

M字正面

ちなみに、私の場合は、上記のM字ハゲの状況で、左右のM字だけ埋める手術で40万~150万ほど必要でした。

なんで、こんなに差があるかと言うと、各クリニックによって診断結果と1株あたりの費用が異なるからです。

そのため、一概にその薄毛の状態なら◯円かかるとは断言できないので、一度、各クリニックに相談に行くようにしてくださいとしか言えないです。

不定期でキャンペーン割引を行っているクリニックもありますからね。

一応、各クリニックの診断結果と費用を掲載しておきます。

ヨコ美 アスク 湘南美容 アイランド 親和
必要株数 400株 600株 900株 600株 600株
植毛費用 448,200円 653,400円 995,320円 993,600円 993,600円
FUEの術式 FUE FUE ARTAS FUE FUE
植え込み方法 スリット スリット スリット パンチ パンチ

ちなみに、上記クリニックから私が手術したのがアスク井上クリニックです。

私がなぜアスク井上クリニックを選んだか?については、以下をご参照ください。

5クリニックに面談に行き、私が選んだのはアスク井上クリニック

また1000株での各クリニックの値段も掲載しておきます。ご参考にしてください。

アスク ヨコ美 ルネッサンス アイランド 親和
クリニック
アスク井上クリニック
ヨコ美クリニック
ルネッサンスクリニック
アイランドタワークリニック
親和クリニック
費用 ※1
88.5万(FUE)

60万(FUT)
80万(FUE)

88万(FUT)
88万(FUE)

140万(FUE)

140万(FUE)
詳細




HP




※1 費用は1000株で計算しています。アスク井上クリニックの費用は、現在適用中のキャンペーン割引費用で掲載しています。

まとめ

以上、植毛の最も基礎的なことを中心に解説してきましたが、押さえて頂きたいのは以下の3点です。

  • 植毛には人口植毛と自毛植毛があるけど、手術するなら自毛植毛一択
  • 自毛植毛は手術費用は高いけどメンテナンス不要で永久に生え続けるメリットがある
  • 各植毛クリニックによって診断結果や手術費用がことなるので、気になるクリニックにはカウンセリングに行ったほうがいい

特に、自毛植毛で絶対理解して頂きたいことが、手術の結果はドクターの腕に左右されるという点です。

再度、日本皮膚科学会のガイドラインを確認してください。

(自毛植毛は)フィナステリド内服やミノキシジル外用により十分な改善が得られない男女の症例に対して,十分な経験と技術を有する医師が行うとよい。

引用元: 男性型脱毛症診療ガイドライン

そのため、決して値段や知名度を軸に植毛クリニックを決めるのではなく、ドクターを基準に植毛クリニックを選ぶようにしてください。

でなければ、冗談抜きで後悔する結果になりますよ。

植毛業界では、どのクリニックも一緒だと思ってクリニックを選んだせいで、違うクリニックですぐに2度目の植毛をするはめになった・・・なんてのは日常茶飯事です。

是非とも、肝に銘じてくださいね。